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日時:2025年2月7日(金)午後2時30分~午後4時30分

場所:武蔵野プレイス スペースC (武蔵野市境南町2-3-18)

参加方法:対面

定員: 30名 (先着順) 

    *今回は対面のみの開催となります。

 

タイトル:

「Nar湖”年縞”堆積物の特徴と高解像度古環境復元の可能性Nar湖”年縞”堆積物の特徴と高解像度古環境復元の可能性」

発表者:多田 隆治(千葉工業大学地球学研究センター・主席研究員)

発表:

「 地球学研究センターでは、MTA、JIAAと共同で、約12000年前の文明の始まり、約4200年前の製鉄技術の発明に焦点を当て、文明の転換点や技術革新に古環境変動がどう拘わってきたかの解明研究を行っている。遺跡の文化編年により正確な年代目盛りを入れ、復元した古環境変動記録とより精度高く対比するには、アナトリア中部において過去~12000年間を高い年代解像度・精度で連続的にカバーする標準年代尺、それに直接紐づけられた標準的古気候記録を確立する必要がある。年縞堆積物とは、1年の層が厚さ数mmの縞として連続的に堆積した地層で、ナール湖では過去12000年以上に渡って年縞と思われる縞状堆積物の連続的堆積が報告されており、古環境復元も試みられている。しかし①縞が本当に年縞か、②どの様なメカニズムで形成されたか、③どの様な古環境情報を持っているか、は未解決で、④正確かつ高解像度の年代尺も確立していない。そこで2024年夏にナール湖の掘削を行い、上記①~④を念頭に回収されたコア試料の予察的分析を開始した。発表では予察的分析結果を紹介する。」

タイトル:

「カマン・カレホユック遺跡におけるゴミ堆積物を用いた資源利用変遷の復元の試み」

発表者:多田 賢弘(千葉工業大学地球学研究センター・研究員)

発表:

「カマン・カレホユック遺跡は、少なくとも前期青銅器時代からオスマン帝国時代までの人為堆積物が確認されている重要な遺跡である。本研究では、完新世の気候変動が人々の生活や技術に与えた影響を探るため、遺跡内のゴミ堆積物に着目した。ゴミ堆積物の層序を記載し、その組成変化を調査することで、遺跡内で利用された資源の種類や変遷を明らかにすることを目指している。本発表では2022年から2024年にかけて実施した野外調査およびXRFスキャナーによる化学分析の結果を報告し、現段階で得られた知見と今後の展望について考察する。 」

<申込要領>

*今回は対面のみとなります。アナトリア考古学研究所 ( tokyo@jiaa-kaman.org )へ電子メールにて、2月4日(火)までにお申し込みください。

*申込メールは、件名を「第292回アナトリア学勉強会」とし、

 本文に ①氏名 ②所属(一般/学生 , 大学・所属団体等) ③E-MAIL ④電話番号   を入力下さい。

*お申し込みを確認後、受付完了のメール(tokyo@jiaa-kaman.org のアドレスより返信)をお送りします。

受付完了メールを以って、参加可能となります。ネット不具合等の場合もありますので、3日経っても当研究所よりメールが届かない場合は、再度メールにてお問い合わせください

なお、締切日に関わらず定員(30名)になり次第、締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。

 

第292回アナトリア学勉強会

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